建て替えよりリフォームの方がお得って言うけど本当なの?
リフォームでも、自分が思っていた間取りに出来るんだろうか?
リフォームか建て替えで悩んでるけど、結局どっちが私の場合良いの?
こういった様に、リフォームすべきか建て替えにした方が良いのか迷ってしまう方が多いと思います。
でもポイントさえ抑えておけば、建て替えとリフォームどちらを選んだ方が良いのかカンタンに判断できるんです!
と言うわけで、こんにちわ!
建築士&職人集団「ケアフルリフォーム」の中の人、手抜き工事が最も嫌いなリフォームナレッジ編集長の白子です!
リフォームと建て替えって、頭を悩ます問題の一つですよね。
実際に何百、何千件とこういう悩みをお持ちの方を見てきました。
だからこそ言える、選び方のポイントを今回お話できればと思います!
さていきなりですが、建て替えとリフォーム選ぶ時の大まかな所を言うと、
基本的にはリフォームの方が建て替えよりも大抵はお得です。耐震や間取り変更等だってリフォームでも充分に対応可能。
けれども、もちろん例外だって中には有ります。
例えば、家が傾いていたり、築年数が非常に古い建物だったり…。劣化状況等によって「建て替えの方が長く住むなら良いだろう」と判断するケースも中には有ります。
なので相談される時は、営業マン等では無く建築知識が本当にある人に相談する事が大事です。
前置きが長くなってしまいましたが、
今回はプロが教える、建て替えとリフォームのメリットデメリットや金額や工期の違いなどの基礎知識を詳しくまとめましたのでご参考ください!
それでは参ります!
建て替えとリフォームどっちが良いの?メリット・デメリットを比較してみました
まず最初に知っておいて頂きたいのは「リフォームと建て替えの違い」について。
簡単に言うと、今のお家を潰して新しく建てるのがが建て替えで、逆にお家を残して一新するのがリフォーム。
どちらを選べば、どんなメリットデメリットが有るのか?
下記には建て替え・リフォームそれぞれのメリットデメリットを小難しくなくまとめましたのご参考になさってください。
建て替えを選んだ時のメリットデメリット
建て替えを行うメリット
- 現行の建築基準で土台から一新され、地盤改良も行える
- すべてが新しくなるので、気持ち的な部分で違う
- 一から作るので、間取りなどを自由に外観のデザインから計画出来る
建て替えを行うデメリット
- 現在の建築基準に合わせるので、家が狭くなる事が多い
- 価格がリフォームよりも高額になる(1.4~2倍前後)
- 想い出の有る家が無くなってしまう
- 税金負担が大きくなる上、手続きが多く時間が取られる
- 工事期間が長いので、その分仮住まいの費用が高額に
こういった事から、家が傾くレベルになっているお宅や、二階建てのお家を平屋にしたい時等に向いているのが建て替えです。
リフォームを選んだ時のメリットデメリット
リフォーム選ぶメリット
- 価格が建て替えよりも格段に安くなる
- 予算に合わせて「ここはやらなくて良い」と調整出来る
- 間取り変更等も柱などに注意すれば行える
- 税金負担が少なく、手続き不要な場合もあり簡単
- 住みながらリフォームを行える場合もあり、想い出の有る家を残せる
- 工事期間は建て替えの半分以下で行える
リフォームを選ぶデメリット
- 構造部分の躯体に問題が有る時には耐震補強しても厳しい事も
- 建物自体の形状をガラッと変えるのに限界が有る
コスト&パフォーマンス、手続きや気持ち的な部分でもメリットが有るのがリフォーム。余程で無い限りは建て替えよりも満足の行く物になると思います。
けれども、大規模な建物の形状を変える工事には当然向きません。
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リフォームだと耐震強度が不安…→今は充分な強度を出せる事が殆どです!
上記に挙げた様なメリットデメリットから、今はリフォームを選ばれる方が非常に増えて来ています。
と言うのも、これまでの住宅は下記の様に世界と比べて日本の住宅寿命が異常に短く考えられていたのが改善されてきたのが理由の一つです。
引用:「住宅に関する現状と課題 」滅失住宅の平均築後年数の国際比較 – 国土交通省
けれども、そうなっていたのには理由が有ります。
それは「高度成長期の住宅の質が悪かった」のと、「性能が充分では無かった」事が挙げられます。
高度成長期の時には家を沢山建てなければいけない分、品質や性能が悪く耐震レベルが低かったんです。
けれども35年程前から耐震基準も段階的に見直され、加えて現在は断熱や耐震補強などのリフォーム技術が発達しています。
こういった背景から、築30年で建て替えるのでは無くリフォームで「住みやすさと安心」を手に入れる時代です。
建築技術は昔と比べて大分進歩してきています。高度成長期のそれとは比べ物になりません。
なので今は無暗にお金をかけて建て替えるより、リフォームする方が断然オトク。
次の項目では、実際にどの位金額に違いが有るのか比較しましたのでご参考ください!
総額金額はどの位違いが有るの?建て替えとリフォームそれぞれの相場感
では実際の所、建て替えとリフォームどの位総額費用で開きがあるのか?
金額の違いで言えば、総額1500万近く開きが出てしまう事も。
下記にはそんな、建て替えとリフォームそれぞれの金額面での違いを具体的にまとめましたのでご参考ください。
建て替えを選んだ時の総額費用例&相場はこんな感じ
30坪の戸建て住宅のケース
- 解体費用:80~100万前後
- 建設費用:1800万前後
- 設計費用:180~250万前後
- 測量&地盤費用:50万前後
- 仮住まい&引っ越し費用:150万前後
- 合計:2,300万前後
平均的なお宅のケースだと、上記の様な価格帯が一般的です。
もちろん設備をこだわったり、鉄筋系の建物にしたりすれば当然1.5~2倍近くになる事も有ります。
良くチラシなどで、激安で家を建てられる様な事が書いてある物も有りますが、まずその通りにはならず値段が跳ね上がります。
リフォームを選んだ時の総額価格例&相場はこんな感じ
30坪の戸建て住宅で全面改修を行った場合
- 建設費用:650万~1,300万前後
- 仮住まい&引っ越し費用:0~100万前後
- 合計:650~1,400万前後
リフォームの場合だと、当然解体費用等が発生しません。
工期が短く住みながら出来る事あり、仮住まいの費用もかなり低く抑えられます。
また、ポイントを抑えてリフォームすれば280万前後に抑える事もザラにあります。※詳しくは下記バナーの施工事例をご覧下さい。
しかし、大手業者等は下請けへのマージンが有るので建築費が高額&設計費がかかり、1500~2500万前後が多い価格帯になります。
この記事を書いているケアフルリフォームではこういった、建て替えとリフォームに迷った時のご相談に乗っています。
営業マンでは無くベテラン建築士や知識の深い職人が直接ご相談に乗り、無料でどちらを選べば良いのか正しい診断を行っています。
下記のバナーをタップして頂くと、詳細や施工事例などをご確認頂けますのでご参考ください。
工期も全然違う!「建て替えは半年」「リフォームは1~3か月半」程度
建て替えはリフォームと違い、解体やゼロから建物を建てたり測量等が絡むので、大体半年前後は一般的にかかります。
増税前の繁忙期などになると、もっとかかる事もザラ。
リフォームの場合には、1ヵ月~3ヵ月半程度が一般的。ただ、雨が降ったり繁忙期だったりすると外装工事が出来ないので+αかかる事も。
それぞれ繁忙期に工期が伸びるのは、建築資材メーカーの納品が通常よりも遅かったり、想定以上の天候不順による工事延期で他の案件と被ってしまう事などが原因です。
注意!工事の見積もりを比較する時「一括見積りサイト」がお勧めできないワケ
建て替えやリフォームいずれにしても、工事を行う前に3社程見積りを取る事がほとんどです。
そこから、どの業者の提案が良いか・安心感・価格面などで比較するのがベスト。
けれどもその業者を選ぶ時に『リフォーム業者紹介サイト』や『施工業者の一括見積もりサイト』を使用するのはあまりお勧めできません。
と言うのも、大規模な住宅工事を行う際には数十万~百万単位で、あなたが紹介された業者に支払う金額からマージンをサイトは抜きます。
当たり前ですが、その分手の抜かれた工事になりがち。サイトが行う業者の審査も「工事物件を確認しに行く事が無い」どの業者でも審査が通る内容ばかりです。
なので、中間マージン無く正しい工事を受けたい場合には、自分自身で3社程直接見積り依頼する事をお勧め致します。
まとめ
いかがでしたか?
最後に建て替えとフルリフォームで迷った時の基礎知識について、おさらいしましょう。
こういう事をポイントに、あなたのお家はどちらが良いのかを検討される事をお勧め致します!
こちらの記事を書かせて頂いたケアフルリフォームでは営業マンでは無く、最初からベテラン建築士や熟練職人がしっかりご相談に乗る会社です。
なので「ウチは建て替えとリフォームどちらが良いの?」と言ったご相談も、無料で建築知識の深いプロの目線で正しいアドバイスを行っています。
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