読むだけで分かる!自宅の床のリフォームを行う前の必要知識
床の傷が目立つ様になってきた。気が付いたら床がぶかぶかする様になってきた…。
そういうお悩みから、床のリフォームをご検討される方も多いと思います。
床のリフォームと言っても床材にも色々な種類が有り、特徴やかかる費用も様々。自宅の床のリフォームはどう考えたら良いのかと迷っている方も多いと思います。
今回の記事ではそんな、読むだけで床のリフォームの費用相場や種類、注意点などの基礎知識が分かる様にまとめています。
これからご自宅の床のリフォームをご検討されている方は、是非ご参考ください。
~目次~
- 1 読むだけで分かる!自宅の床のリフォームを行う前の必要知識
- 1.1 【床の素材別にチェック!】床のリフォームを行う工期や平均的な価格相場
- 1.2 床のリフォームを激安で行う業者等に注意!安かろう悪かろうな施工のトラブル事例
- 1.3 フローリングのリフォームは上張りと張替えどちらが良い?メリットデメリットから比較すると…
- 1.4 おしゃれな床へリフォームしたい!センスが光る床へ変更するコツ
- 1.5 中古マンションの床をリフォームする時に注意しておきたい2つのポイント
- 1.6 リフォームで床工事を行う金額相場や知っておくべき注意点をまとめると…
【床の素材別にチェック!】床のリフォームを行う工期や平均的な価格相場
リフォームを検討する前にまず抑えておきたいのが、当然床のリフォームはいくら位かかるのかと言った価格の予算感や工事にかかる期間です。
当然床のリフォームを行う素材によって、リフォームの価格などは大分変ってきます。
下記には、床の素材別の特徴やリフォーム価格費用の目安、工事日数等を詳しくご紹介しています。
※6畳間の床と仮定し、それぞれ普及品グレードの物を利用したと仮定して計算しています。
フローリングがやはり床のリフォームでは人気!工法は大きく分けて2つ
フローリングは最もポピュラーな木質系の素材の床材であり、表面に薄い無垢材を張った複合フローリングを採用する事が一般的です。
一般居室の洋室の場合フローリング仕上げとする事が一般的であり、リフォームの際もフローリングに張り替えるお宅が多い傾向です。
フローリングのリフォームの場合は、既存床材を剥がして張り替える「張り替え」と、既存床材を剥がさずその上から重ねて張る「上張り」の2つのリフォーム方法があります。
フローリングを『張り替える』リフォームをする際の値段相場やかかる工期
一度既存の床を全て剥がしてから、新しい床材を張り付ける工法です。
既存フローリング剥がし撤去処分費用に2~3万円程かかり、新規フロア材に4~5万円程、その他副資材や張り替え手間に4~5万円程かかりますので、合計10~13万円前後の張替え料金となります。
剥がした際に既存床の下地に問題が無い場合は、1部屋1日程度での張替えが可能となります。
床の下地などに問題が生じてしまった場合、それらをきちんと補修した後に新規フローリング施工となります。
フローリングを『上張り(重ね張り)』でリフォームする価格の目安や工事にかかる期間
既存フローリングの上に、新規フローリングを張る工法です。既存フローリングの上に張るので、撤去費用はかかりません。
新規フロア材4~5万円程と副資材やはり手間に4~5万円程かかりますので、合計8~10万円程の上張り費用となります。
採用するフローリングの種類にもよりますが、一般的な複合フローリングの場合1日での張替え工事が可能です。
既存の床の上から張り付けるので、防音効果はもちろん強度も強くなります。
価格が安く、メリットも多い事から近年のリフォームでは多く選ばれる事が増えてきています。
クッションフロアは水分に強いのが魅力!床のリフォームをする値段の目安やかかる工事期間
クッションフロアとは、クッション性のシート状の素材の塩化ビニル系の床材です。
塩化ビニル製ですので、湿気の多い水まわりの床に大変適した床材です。
また施工性に富んでいる床材ですので、リフォームしやすい床材となります。
張り替えの場合、既存のクッションフロアの剥がし手間も含めて、㎡当たり6,000~6,500円程となります。
6畳間は10㎡ですので、60,000~65,000円程の費用となります。
上張りの場合㎡3,800円~4,500円程度の費用となりますので、38,000~45,000円程度の費用となります。どちらの工法でも工期は1日程度です。
とにかく丈夫でおしゃれ!フロアタイルで床のリフォームする値段相場と工事期間
フロアタイルは他の床材と比べて丈夫で、土足でも対応可能な床材です。
素材によっては熱伝導率が高いので、室内の床に採用すると独特の冷たさを発してしまう事があります。
近年は、室内にアクセントとしてタイルを採用したり、洗面脱衣室に床暖房を入れて採用する事も多くなりました。
フロアタイルで床のリフォームを行う値段相場としては、㎡当たり7,000~20,000円程となりますので、6畳で70,000~200,000円程となります。
タイルは選ぶ素材により単価に大きな幅がありますので、選び方によってリーズナブルなタイル床に出来たり高級な床となってしまいます。
一般的なフロアタイルの工期は1~2日ほどの工事期間がかかります。
足ざわりが良く冬場もあたたかい!コルク床にリフォームする費用目安と想定工期
近年、コルク床を室内に採用するお宅が増えてきています。
コルク床は熱伝導率が低く、足障りが良いので高い評価を得ている床材となっております。
㎡当たり10,000~18,000円程度が相場ですので、6畳間のコルク床張りの場合100,000~180,000円程の費用がかかります。
上張りで、1日程の張替えとする事が出来ます。
床のカーペットを張り替える際にかかるリフォーム費用や工事期間の目安
一般的なカーペットの素材を本敷きする工法であり、カーペットの良さを床に敷き詰める事で快適に使う事が出来ます。
吸音効果があるので、余計な音のヒビをさせない空間に出来るという事で、今でも高い評価を得ている床材です。
カーペットは選ぶ素材にもよりますが、㎡当たり6,500~7,500円程度となりますので、6畳で65,000~75,000円程度の費用となります。
上張りで、1日程度で張る事が出来ます。
和室から洋室風にしたい!畳をフローリングの床へリフォームさせる金額相場と工期は?
和室の床を洋風の床にリフォームする場合は、畳をフローリングに変更する流れが一般的。
既存の畳と畳寄せを撤去し、畳の厚身分の床かさ上げを行った後、フロア張りを行い巾木を張って完成となります。
6畳間の場合、既存畳撤去と床上げに4~5万円ほど、プラスフローリング材と張り手間で8~10万円程かかりますので、全部で15万円前後かかります。
選ぶフローリングの種類により、費用に差が発生します。
既存床撤去と床のかさ上げに1日かかりますので、新規床張りも入れて2日程度で行う事が出来ます。
床のリフォームを激安で行う業者等に注意!安かろう悪かろうな施工のトラブル事例
床だけの話ではないですが、リフォームを激安業者で施工を行うのはあまりおすすめできません。
と言うのも、激安リフォームを進めている業者は当然薄利多売で工事を行っています。
なので一件あたりの工事をどれだけ早く終わらすかが重要で、しっかりした施工は重要視出来ないのです。(当然ですが…)
結果的に、せっかく床の張替えを行っても数年で浮いてしまったり、酷い時には釘が浮いて来てお子さんが怪我をするなんてお話も少なくありません。
高額な紹介料を抜いている、リフォーム紹介サービス経由の工事も薄利多売でしか利益を出せないモデルです。
床の工事と言えども、しっかり工事を行わないと後悔する結果に簡単になってしまいます。
ケアフルリフォームでは中間マージンを無くし、高品質なリフォームを格安で提供しています。
リフォームで後悔されたくない方はまずは無料見積もりをご依頼いただければ、しっかりベテラン建築士や職人が正しいリフォームを診断致します。
フローリングのリフォームは上張りと張替えどちらが良い?メリットデメリットから比較すると…
フローリングの張替えは、近年上張りを行うお宅が多くなりました。と言うのも、上から床材を張るので強度が上がったり防音効果も期待できるから。
張替えを行うと廃材や解体手間が発生してしまいますので、傾き等の床の劣化が見受けられない場合は、上張りが最適な選択です。
上張りの際に目を向けて欲しいポイントといえば、敷居やドアの下部との取り合いです。
上張りに採用するフローリングの厚みを間違ってしまうと、フローリングの厚みがドアの下部にぶつかってしまい失敗となってしまう事があります。
床の傷みが気になり補強や補修が必要な場合は張替えをオススメしますが、周りのドアなどの取り合いを考慮しないといけません。
おしゃれな床へリフォームしたい!センスが光る床へ変更するコツ
床をオシャレに見せるリフォームのコツは、これらが挙げられます。
家具や壁紙の色と合わせて統一感のある床にしよう
壁や家具等と統一感のある床は、とてもオシャレな床に見せる事が出来ます。
床の色やインテリアに困ったら、壁や家具との調和を考えてみるようにしましょう。
低い位置に重みのあるカラーを床は暗めの色がベスト
内装は低い位置に重さを持ってくると重厚感を発揮しますので、重みのあるカラーを床に持ってくると良いでしょう。
暗めのカラーを採用する事で、一気に上品感を増す事が出来ます。
張り方が特殊なフローリングを選ぶ
フローリングの場合定尺張りや乱尺梁などが一般的ですが、特殊な貼り方をしたフローリングも多くあります。
ヘリンボーンや市松等、変わった張り方のフローリングもあります。
張り方が個性的な床材を採用すると、一気に雰囲気が変わります。
床だけで高級空間を作る事が可能となりますので、是非目を向けてみましょう。
空間を和らげる効果が!天然素材を使う
無垢フローリング等天然素材を使うと、独自のナチュラルさにより空間が和らいでオシャレな床に見せる事が出来ます。
素材も柔らかいので、足障りも良くする事が出来ます。
畳の場合にはフチなし畳を採用してみる
畳の部屋がある場合、従来の縁有り畳ではなく琉球畳などのフチなし畳を選んでみると、オシャレ床とする事が出来ます。
畳はフチが古くさく見せてしまい、フチが無いだけで一気に雰囲気を変える事が出来ます。
畳の部屋は畳としての良い機能を発揮しますので、古臭く気に食わない場合はフチなし畳に変えてみましょう。
中古マンションの床をリフォームする時に注意しておきたい2つのポイント
中古マンションの床をリフォームする時には、通常の戸建て住宅と違い集合住宅ならではの注意点がございます。
周りの部屋に音が響かない様な処置だったり、そもそも工事を行う前のルールが定めてあったり。
そんな、中古マンションで床のリフォームを行う際に知っておきたい2つの注意点をご紹介致します。
すぐには出来ません!マンションのリフォーム前には管理組合に申請及び承認が必要
マンションのリフォームをする際には、周辺のお家に工事中の音が響く事も。
なので行う前には、管理組合に対して申請書を提出&承認を得なくてはいけません。
この申請書を提出してから承認されるまでの期間は早くて2週間。遅い所だと1か月程度かかる事もザラにあります。
なので、床のリフォーム自体は1日2日で終わる工事で有っても、工事に入るまでには結構な時間がかかりますので余裕を持ったスケジュールを検討しましょう。
マンションの床には遮音等級の指定が有り何でも使えるわけじゃありません!
マンションの床をリフォームする時には、管理組合が指定する遮音等級での床のリフォームが必要になります。
大抵の管理組合はL45程度の遮音等級を求めてきます。下の階などに足音が響かない為のルールです。
なのでマンションの床をリフォームする際には、使える床材は絞られてきますので注意してくださいね。
リフォームで床工事を行う金額相場や知っておくべき注意点をまとめると…
※金額相場は6帖の物を想定。あくまで「目安」です。
- フローリングの張替えは13万前後、重ね張りは10万前後で可能
- クッションフロアは5万前後で施工可能
- フロアタイルで床のリフォームは10万前後~20万円程
- コルクの場合には10~18万円前後
- カーペットの張替えは6万~7.5万円程度
- フローリングは上張りの方がコストも効果も良いが注意点が有る
- マンションの床工事は早めに管理組合への申請が必要
- マンションの床はどんな材料でも良い訳ではありません
こういった様に、床のリフォーム一つを取っても種類や知っておくべき注意点がいくつか存在しています。
安易に考えていると、施工後に後悔されてしまう方も中にはいらっしゃいます。
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