外壁塗装の職人が解説!『ガイナのメリットデメリット7つ』&事前に知るべき注意点

日進産業「ガイナ」

ガイナで屋根・外壁塗装を検討しているけど、本当にこれで良いのかな?

結構値段が高く感じるけれど、平均的な工事費込みの価格はどの位?

営業マンに良い事ばかりで提案されるけど、他の塗料とメリットデメリットを比べるとどうなの?

雨風から家を守るのが外壁塗装の大事な役目。だからこそ「この塗料で本当に良いの?」って気になりますよね。

このページではそういった、日進産業の塗料「ガイナ」で塗装工事を行うメリット&デメリットや、工事費込みの総額相場と注意点等を、住宅のプロとして詳しくまとめています。

小難しくなく、どなたでも他の塗料と比べたガイナの魅力や不安要素が分かる様になっていますので、ご参考ください。

ガイナはどんな所が魅力なの?他の塗料より効果高い4つのポイント

ガイナの施工事例
引用:ガイナメーカー公式ページ

まず最初に気になるのは、ガイナは他の塗料と比べた所何がどう違うのか?気になるポイントだと思います。

セールスマンは基本良い事ばかり言うので、ちょっと信頼ならない…。

そういう方も多いのでは無いでしょうか。

下記には実際のガイナが他の塗料より優れているポイント4つをまとめましたのでご参考ください。

1.断熱&遮熱が望めるので「夏は涼しく冬は暖かい」

ガイナは特殊なセラミックの層から構成された塗料。
なので、冬場はあったかい断熱効果と夏は涼しい遮熱効果が有るとメーカーは発表しています。

外壁にガイナを塗布すると、夏の強い日差しを効率よく反射する上、吸収してしまった熱に関しても速やかに逃がす設計。
他の塗料の商品と比べると、室内の温度が同じ20度でも体感温度が全然違うそうです。

冬での暖かい!断熱効果のメカニズム

内壁に(外壁ではありません)ガイナを塗布すると、塗布面の温度が上がり易く、赤外線を放出する仕組みとされています。
なので暖房が効率よく効く様になり、結露防止にもつながります。

2.音が気になる方にうれしい!ガイナは「防音対策」にもなる

大きな道路や線路のお近くにお住まいだったり、ピアノなどの楽器を家庭内で行うお家は、騒音や音漏れが気になる所ですよね。

けれども、他の塗料よりもガイナは防音効果が望める仕様になっています。

理由としては、塗布面を拡大した時、通常の塗料は滑らかな形状。けれどもガイナは凹凸の多い荒い形状になっています。

音と言うのは、表面積が大きい程反射出来るとされています。
ガイナは凹凸が多く表面積が大きいので、他の塗料よりも防音効果が高いんです。
※これだけで充分な防音対策になる訳ではありません。「他の塗料と比較して」のレベルです。

3.室内に塗装すると汚れにくく消臭されて清潔なお部屋になります

ガイナを室内(内壁)に塗布すると、塗料の持つ静電気の力でにおいや汚れ物質の付着を防ぎます。

また、ガイナの塗布面はセラミックで覆われており、遠赤外線を放出する設計。

この遠赤外線が空気中の水分に当たると、マイナスイオンを発生するメカニズム。

だから汚れやにおいが発生せず、気持ちの良いお部屋の中にする事が出来るんです。

4.耐久年数の保証は10年!燃えにくい不燃材料なので安心

ガイナは不燃材料の認定を受けており、燃えにくい塗料なので火事のリスクも低めです。

いい加減な営業マン実際にガイナで塗装したらどの位の期間長持ちするのか?
それはメーカー保証通り10年程度と考えておくのが妥当です。
営業マン等は15年以上持つとか言うケースが有りますが、セールスマンの誇大表現なのでご注意を。信用してはいけません。
本当にそうならば、他の塗料同様に15年以上の保証を付けてもらわ無くてはいけません。

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良い事ばかりではありません!ガイナの欠点やデメリットもしっかり把握しよう

ガイナのメリットとデメリット

上記に挙げたメリットがある様に、ガイナは優秀な塗料の一つで有る事は間違いありません。
けれども、もちろん欠点やデメリットも存在します。
下記にはそういうデメリットもまとめましたので、ご参考ください。

1.お家によっては断熱の効きを実感できない?壁に断熱材を入れた方が効果的

断熱材ガイナの大きな売りは、断熱により光熱費が削減出来て快適と言う所。
けれども、お家によってはあまり効果を結局実感できない・・・と言う話をよくお聞きします。
それもそのハズ、なんだかんだ言ってもガイナは塗料。断熱材の効果には遥かに及びません。
なので、断熱材が元々充分なお家だと、効果は実感できない方が多いんです。
そうでないお宅でも、どうせなら断熱材を入れた方が省エネ効果が高い上、長い目で見ると費用的にもお得です。

我が家(一軒家)の外壁塗装をする予定です。いくつか見積もりを取っており、現在検討中です。「ガイナ」という塗料が気になっていたので、二つの「ガイナを扱えます」となっている業者にも見積もりをお願い しました。すると、この塗料を使うことに対する姿勢が全く違うので混乱しています。見積額は、ほぼ同じです。A社は、「もう少しサービス出来ます。」と言いB社は、そこまでになりそうです。A社はガイナ塗装を全面に出していて、そ...

2.屋根に塗装を行うと雨漏りに繋がる事も!手抜き工事が分かりにくい塗料

タスペーサー屋根の塗装をガイナで行う時、気を付けなければいけないのはスレート屋根。
タスペーサー等をうまく使わないと、ガイナが埋めてはいけない部分まで入り込んでしまい、毛細血管現象により雨漏りを発生させてしまう事も。
なのでこういう処置や知識が有る業者に依頼するのはもちろんの事、薄いタイプのスレート屋根材だった場合にはガイナは避けた方が無難です。
加えて、ガイナは薄塗り等の手抜き工事を行っても、他の塗料よりもわかりにくいデメリットが有ります。
なので、施工技術に定評がある業者以外には、あまり依頼するのはやめて置くべきでしょう。

3.汚れが付きやすい上、ガイナで塗装工事する総額相場は高額

費用例ガイナの大きなデメリットの一つは、当然ながら塗装費用の総額が高額になりがちという事。
外壁だけ(屋根含まず)の塗装は、一般的に60万~100万前後。
けれどもガイナだと、90万~150万前後と1.5倍ほど割高です。
加えて汚れが非常に付きやすいという事もあり、表面にコーティングの塗料を勧める業者もいます。
そうなるとその分のお値段はもっと上がります。
外壁塗装だけでは無く、構造からリフォームを行っている当社からすると、『断熱材を十分に入れた方が絶対コスパ良いのに』と思います。

こういった様に、ガイナには「向く家向かない家」がハッキリと有ります。

この記事を書いているケアフルリフォームでは営業マンでは無く、必ずベテランの職人が「家に一番合う塗料・工法」をご案内致します。

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こんな業者はやめておこう!外壁塗装工事に向かない3つの特徴

3つの特徴

外壁塗装って、塗料の力よりも技術の方が出来栄えや耐久度を左右するものと言われています。

だからこそ、いい加減な施工だったり手抜き工事をされると、大きく影響を受けやすいのが屋根・外壁塗装です。
なので、必ずまともな施工業者を選ばなくてはいけません。

下記には、塗装工事に向かない業者3つの特徴をまとめましたのでご参考ください。

1.ネットやチラシであり得ない金額での塗装工事をうたっている業者

激安の見積もりネットやチラシを見ていると、30万円台で外壁塗装を行う等「異常に安い業者」が目立ちます。
こういう施工業者は当然ながら、薄利多売でしか利益を出せません。
一件あたりにかけられる時間が短く、多くの現場を掛け持ちで工事を行う為『雑な作業や塗料を必要以上に薄める施工』になりがちなんです。
安物買いの銭失いになり易いのが外壁塗装。くれぐれも価格の高いガイナで行う時には注意してください。

2.リフォーム会社紹介サイト&塗装工事の一括見積もりサイト経由の業者

ピンハネ業者外壁塗装の見積もりは、どこに依頼すれば良いのか分からない…。そういう気持ちから「業者の紹介サイトや一括見積もりサイト」に見積り依頼を代行してもらう方もいらっしゃいます。
例外なく、これらのサイトはあなたが支払う代金からかなり高いマージンをピンハネします!20%以上のサイトも有る程です。
当然中間マージンを抜かれては、まともな工事は業者もできませんよね。
何十年も昔は利益率が良かった塗装工事も、今はそんなマージン抜かれたらほぼ赤字。
そうなると結果的に、『値段は安くもない薄利多売レベルの工事』になりがちです。
審査していると言っても、形だけのレベルがほとんどです。必ず見積り依頼は『自分で直接業者に問合せる』様にしましょう。
その際には、2~3社程度比較の為に比べて下さい。

3.ガイナの塗料を『オーバートーク』で売りつけようとする会社

オーバートークの訪問販売セールス会社に多いのが、ガイナの塗料をオーバートークで売りつけようとする会社。
前述した様に、保証は10年なのに「15年は持ちますよ!」と無責任な事を発言したり。
どちらかと言えば、ガイナは汚れやすいのがネックでそんなに長持ちする塗料の部類ではありません。
室内の温度がクーラーいらずになる位にすずしくなりますよ!とオーバーな表現をしたり。(塗料塗るだけでそんな断熱材を超えるレベルになりません!)
特に訪問販売業者による、ガイナの強引な売りつけを良くお聞きしますので、飛び込み営業には注意して下さい。

さいごに

ガイナの概要

こういった様に、ガイナは優秀な外壁塗料の一つです。
断熱効果等、色々な効果望めますが、あくまでも「他の塗料と比べて」と言うレベル。
専門の工事をやった方が効果的でコスパが高いケースも多いです。

なので総合的にあなたの家を見て、一番ベストな塗料を提案してくれる業者に相談される事をお勧め致します。
この記事を書いているケアフルリフォームでは、ご相談は営業マンでは無くベテラン職人や建築士が直接乗っています。

塗装だけの会社では無いので、お家にとってどういう判断が一番良いのかご提案が可能です。

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